コーヒー豆の焙煎方法

コーヒーが好きな方が自宅でさらにおいしく飲むために
焙煎について興味を持っていただいているその素晴らしさを
お伝えしたいと思い、今回の記事を書きました。

焙煎には大きく分けて、3つ程度の種類がありそれぞれの特徴を
お伝えします。

また、焙煎をするための道具についても説明させていただきたい
と思います。

私自身が経験したそれぞれのメリット・デメリットも説明します。
自分に合った挽き方を見つけていただきたいと思います。

今回伝えたいこと

・コーヒーの焙煎度合い

・道具についてとそのメリットとデメリット

この記事を読むことで焙煎の違いによる新たなコーヒーの楽しみ方が分かるようになると思います。

前の焙煎方法も身につけて、新たなコーヒーの世界を知ってほしいと思います。

焙煎度合いについて

ライトロースト(浅煎り)

  • 特徴: 酸味が強く、フルーティーな風味や花の香りが感じられやすいです。
  • 豆の色: 明るい茶色
  • 焙煎時間: 短時間
  • 風味: 豆本来の味わいが強く残るため、産地ごとの特徴がはっきりと出ます。

ミディアムロースト(中煎り)

コーヒー豆, コーヒー, カフェイン, コーヒー豆の焙煎, 閉じる, コーヒー豆
  • 特徴: バランスの取れた風味で、酸味と苦味の両方が程よく感じられます。
  • 豆の色: 中間の茶色
  • 焙煎時間: ライトローストよりも少し長め
  • 風味: 酸味と甘みのバランスが良く、ナッツやキャラメルのような風味が現れます。

ダークロースト(深煎り)

焙煎コーヒー, 豆, ブラックコーヒー, シーズコーヒー, コーヒーのにおい
  • 特徴: 苦味が強く、焙煎によるスモーキーな香りやチョコレートのようなコクが特徴です。
  • 豆の色: 濃い茶色から黒に近い色
  • 焙煎時間: 長時間
  • 風味: 豆本来の酸味がほとんど消え、焙煎による香ばしい風味が強くなります。

それぞれの焙煎度合いによって、コーヒーの楽しみ方や適した抽出方法も変わってきます。
自分の好みや飲みたいシーンに合わせて選ぶと良いでしょう。

焙煎中のコーヒー豆の変化について

1. 乾燥フェーズ(0~2分)

  • 温度範囲: 約100°Cまで
  • 特徴: 生豆から水分が蒸発します。この段階ではまだ豆の色や形には大きな変化はありません。
  • 変化: 豆の内部の水分が減少し、重量が減少します。

2. 黄変フェーズ(2~7分)

  • 温度範囲: 約150°Cまで
  • 特徴: 豆が緑色から黄色に変わり始めます。この段階では香りも少し変化し、草のような香りがします。
  • 変化: 水分の蒸発が続き、豆の内部で化学反応が始まります。

3. 焦げ始めフェーズ(7~10分)

  • 温度範囲: 約180°Cまで
  • 特徴: 豆の色が黄色から茶色に変わり始め、キャラメル化反応(メイラード反応)が進行します。
  • 変化: 豆の内部で糖とアミノ酸が反応し、風味と香りの基となる複雑な化合物が生成されます。

4. 1ハゼ(10分~12分)

  • 温度範囲: 約195°Cから205°C
  • 特徴: 豆の内部の水分が急激に蒸発し、ポップコーンのような音を立てて割れ始めます。
  • 変化: 豆の体積が膨らみ、色が茶色から濃い茶色へ変化します。豆の表面が滑らかになり、香りが豊かになります。

5. 発展フェーズ(12分~14分)

  • 温度範囲: 約205°Cから220°C
  • 特徴: 第一クラックの後、風味の発展が進みます。この段階で焙煎を終了するか、さらに続けるかが決まります。
  • 変化: 酸味、甘み、苦味のバランスが形成されます。

6. 2ハゼ(14分~15分)

  • 温度範囲: 約225°Cから240°C
  • 特徴: 第二の割れ音が始まり、豆がさらに膨らみます。表面にオイルが浮き出ることがあります。
  • 変化: 苦味が強くなり、焙煎の風味が優勢になります。この段階を過ぎると焙煎が深くなり、スモーキーな風味が強くなります。

7. 焙煎終了(15分~16分)

  • 特徴: 目的の焙煎度に達したら、すぐに冷却して焙煎を止めます。
  • 変化: 豆の内部の化学反応が止まり、焙煎の風味が固定されます。

焙煎使用器具について

電動焙煎機

エアーロースター(熱風式)

  • : Fresh Roast SR540
  • 特徴: 熱風で豆を焙煎するため、均一に焙煎ができる。
  • メリット: 操作が簡単で、短時間で焙煎が可能。
  • デメリット: 容量が少なめ(一般的に100~150g)。

ドラムロースター

  • : Behmor 2000AB、Gene Cafe CBR-101
  • 特徴: ドラムの回転によって豆を均一に焙煎する。
  • メリット: 大容量(300~500g)の焙煎が可能で、安定した品質。
  • デメリット: 大きくて場所を取ることが多い。

手動焙煎機

手回しロースター

  • : 珈琲考具 ロースター(手回し式)
  • 特徴: 手動で豆をかき混ぜながら焙煎する。
  • メリット: コストが低く、焙煎のプロセスを手軽に楽しめる。
  • デメリット: チャフが舞う、均一な焙煎が難しいことがある。

・手煎り焙煎

  • : 発明工房 コーヒー豆焙煎機
  • 特徴: 自宅のコンロ等を利用して焙煎ができる。
  • メリット: 非常に安価で、初めての焙煎に最適。
  • デメリット: 専用の焙煎機に比べて機能が限られている。

選び方のポイント

  1. 予算: 焙煎機の価格は数千円から数万円まで幅があります。予算に応じて選びましょう。
  2. 容量: 一度に焙煎する豆の量を考慮します。大容量が必要な場合は、それに対応した機種を選びます。
  3. 使いやすさ: 初心者の場合、操作が簡単なモデルを選ぶと良いでしょう。上級者は細かな調整ができるモデルを好む傾向があります。
  4. メンテナンス: 清掃やメンテナンスが簡単なモデルを選ぶと、長く使いやすいです。
  5. スペース: 設置場所を考慮し、コンパクトなモデルを選ぶか、十分なスペースを確保する必要があります。

私自身の考えについて

焙煎度合いに関しては、コーヒーの苦みも好きなんですが、それ以上に豆の香りや酸味、風合いを楽しみに
コーヒーを飲んでいます。

豆本来のうま味を味わいたいと思うなら浅煎り~中煎りの焙煎度合いがおすすめです。
実際スペシャリティーコーヒーも浅煎りが多くなっています。

焙煎機に関してはまだ手回し焙煎機のみしか所有していません。
自分で焙煎する難しさもあり試行錯誤しながらチャレンジしています。

使用してみて思ってことは焙煎の際に出るチャフが舞いやすいため掃除が大変なこと
室内で行うと換気が必要になります。

そこで外の庭で焙煎を行ったのですが、通常の焙煎時間よりも時間がかかり狙っていた焙煎度合い
となりませんでした。外部で行う際は風防設備(ついたて)等を準備して風の影響を受けない措置
が必要になります。

実際に使用して分かることがこれからもあり、それも含めて楽しめるといいなと思います。

まとめ

今回は焙煎についての説明をさせていただきました。
焙煎度合いについては以下の種類があります。

また、焙煎工程についても標準的な経過時間とともに説明させていただきました。

次に焙煎で使用する焙煎機について種類別に説明しました。

コストやメンテナンス、置き場所等考慮する必要がありますが
まずはコスト面で有利な手動式を使用して試してみることをお勧めします。

いかがだったでしょうか?
お店で購入したコーヒー豆ももちろんおいしいですが、自分で焙煎した豆は愛着がわきよりおいしく感じると私は思います。
ぜひチャレンジしてみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトは reCAPTCHA によって保護されており、Google のプライバシーポリシー利用規約が適用されます。

reCaptcha の認証期間が終了しました。ページを再読み込みしてください。